「モア・グリーン・ゴビ」運動の始まり

 「環境問題」は21世紀の重要なキーワードですが、それに先立つ1994年(平成6年)、東京税理士会では、税理士に紙を大量消費するイメージをもたれていることも考慮し、「税理士の社会貢献活動」のひとつとして環境問題に取り組むこととしました。
 その内容は、当時、使用済みのテレホンカードに価値があったことに着目し、「1枚のテレカが地球にやさしい環境をつくります。」を標語とし、(財)日本産業開発青年協会と提携して、中華人民共和国内蒙古自治区のゴビ沙漠における植樹活動に寄与することでした。これが「モア・グリーン・ゴビ」運動の始まりです。


運動の経過

一枚の使用済みテレカが地球を救う

全国から60万枚が寄せられました

●使用済みテレカを資金源に

 1994年(平成6年)11月から始めた「モア・グリーン・ゴビ」運動による、使用済みテレホンカードの収集は大反響を 呼び、翌年3月までに約62,000枚、95年度約142,000枚と収集し、この当時は、1枚約13円の市場価値がありました。
 96年度約95,000枚、97年度約59,000枚と収集した分は、NTTがテレホンカードの変造を防ぐ目的から、1996年6月から98年2月まで、ボランティア団体に回収協力金を支払っていましたので、NTTの回収に協力しましたが、当初1枚10円から段階的に3円まで下落しました。
 その後も98年度約90,000枚、99年度約54,000枚と収集し、2000年3月には、テレホンカード以外の使用済みのイオカード等プリペイドカードを合わせて、累計約600,000枚を集めました。
  その後携帯電話の普及と相俟ってテレホンカードそのものが減少していることもあり、市場価値は下落する一方で、収集マニアが好む絵柄が美しいものなどを除き、殆ど価値がない状況となりました。
  そこで使用済みカード類が固形燃料の材料等として再利用される間は収集することとして、今後の資金源として、使用済み切手と書き損じ葉書のご提供をいただくことにしました。


●1口2000円の募金活動へ
 
使用済カード類の処分費用がかかるようになり運動継続が難しくなった2000年11月に、約100名の賛同者を得て、1口2000円以上の拠出者が会員となる任意団体「モア・グリーン・ゴビ税理士の森基金」を設立し、成長しているポプラの森をさらに広げることにしました。
  現在は、使用済みカード類と切手の収集はしていませんが、多くの賛同者の浄財と書き損じ葉書の提供をお願いしています。 

 


運動のこれから

  本来、環境保全活動は、幅広く、末永く取り組まなければ意義がありません。

  本基金は、「モア・グリーン・ゴビ」運動を税理士に限らず幅広く一般市民の賛同者を構成員とする運動として活動することを目的に、2003年(平成15年)4月1日にNPO法人として設立しました。
 以来、税理士のみならず一般市民の方々とともに毎年ゴビ沙漠で植樹活動をしておりましたが、2011年(平成23年)の東日本大震災を受け、翌2012年(平成24年)からは、東北の被災地支援を事業計画に盛り込み、宮城県女川町などでも植樹を行っています。
 今後はゴビ沙漠だけでなく、日本国内でも積極的に緑化活動を行うことから、2016年(平成28年)、名称から「ゴビ」という特定の地名を外し、「モア・グリーン税理士の森基金」と変更いたしました。

 自然と人間が共生できる美しい地球を守るために、多数の皆さんのご参加をお待ちしています。