長い間ありがとうございました

太田 誠一

 沙漠への植樹訪中団は今年で13次を迎えました。流行病で1年お休みがありましたので延べにすると14年間送り続けたことになります。大変な業績でありますし環境に与えた影響も大きなものがあると信じています。
 第1次からご一緒させて頂きました、誠に光栄であり誇りに感じるとともに、その機会を与えて頂いたモア・グリーン・ゴビ税理士の森基金に改めて厚くお礼を申し上げます。私の役割は今年で一応終りとさせて頂きます。後は21世紀旅行の長谷川さんと現地青年聯合会の皆さんにお願い申し上げます。
 思い起こせば最初から完璧な植樹活動をしてきた訳ではありません。樹木の育たない草原に植えたり、浸水時間を長くし過ぎて植樹後の灌水に大わらわになったりと思考錯誤の中で進歩してきた感じであります。
 今年から植えることになった奈曼旗では、「比較的に安全に育つ」をモットーとして選びしまた。ご参加の皆さんもご覧のとおり雑草が少しですが生えていて、なんだか畑に植える感じが無きにしもあらずの所です。今回は記念植樹の松と砂棘とを植えましたが、この後10月半ばには周辺にポプラを約7000本植えてくれることになっています。
 どうして10月半ばかというと、ポプラは10月半ばには葉っぱを落として冬眠に入ります。その場合、植える時に根元しっかりと灌水すればそのまま冬眠に入り翌年の春には全くそこに生えていたかのように芽を出してきます。春に植えるのとでは1年成長が遅れますが、活着率はうんと上がり灌水の労力が1回で済み、その費用分を沢山植える方に回せるのです。
 5年も経てば樹高は4mに達し、暑い日には木陰を作ってくれるでしょう。皆さんその頃もう一度植えた木の成長を見に行きませんか。私もその頃一会員として成長を見に行きたいと思います。ご参加ご苦労様でした、そして永い間有難うございました。