再び

栗山輝夫

 昨年植樹したポプラそして松がどんな成長を見せてくれるのかも楽しみの一つとして国交回復35周年記念第10次植樹団の一員として参加いたしました。


  厳しいスケジュールをこなし包頭空港へ着陸。満天の星空をバスの窓から眺めながら無事一日が経過。先輩達の植樹の足跡と卓日瑪さんの家を再び訪れることができ感慨深いものを感じました。でも植樹地に携帯電話の電波塔が立っておりその異様さも感じざるを得ませんでした。楽しい食事の後昨年と同じ植樹地へ。同じ場所に着いたのかと疑いを持つほど、そこには遊園地とおぼしき施設が建ち並び観光地化しておりました。


  道無き道をトラックに揺られ植樹地へ到着。昨年植えたポプラが活着しているのを見て少し安心。話に聞くと我々が植えたポプラとポプラの間に砂柳等の苗を植え、砂の流れを抑えているとのこと。青年協会の人達のご苦労が偲ばれます。


  植樹後、現地女子中学生から「日本の中学生はどんなことを考えているのか?祖父母であれば分かるはず」との質問に皆言葉を失いました。今年もまた出合いがあり有意義な植樹訪中でした。継続を期待。