初めて参加して

渡邊 衛

 今回、初めて参加しましたが全てが新鮮なことばかりでした。初日は、成田より上海、北京経由で内蒙古自治区の達拉特旗に一泊した訳ですが、チェックインが夜の11時(日本時間で12時)頃でした。翌日は、真っ先に砂漠に案内され、目についたのは、多数のラクダが砂漠で休息する光景でした。まさかラクダに乗るとは予想していなかったため、少し戸惑いましたが、16頭程が隊列を組んで進む様には「月の砂漠」を彷彿させられました。起伏のある砂漠を30分の行程でしたが、落駝(ラクダ)しない様にと少し緊張しました。


  昼食後は、いよいよ植樹活動が行われる現地へと案内されましたが、先ず感動したことは、13年間のうちに植樹されたポプラが成長して林となっている光景でした。同時に先輩方、諸先生の努力が報われたと実感しました。現地の高校生と協働して植樹を行いましたが、1本でも多く根付いてくれることを祈りながら穴を掘って丹念に行ってきました。広大な砂漠の中の一区画かとは思いますが、砂漠化が進むのを少しでも減らして、同時に緑化の一助になることを祈念した旅行でした。