遠くを見つめて

田淵順三

 百聞は一見に如かず、確かにポプラは大きく育ち、沙漠に向かって小さな森をなし、松は台地に力強く根を張り、一面緑地となしていました。環境を取り戻すという先人の決意と行動に、ただ、敬意を表すばかりでありました。


  初めての訪中が内蒙古自治区での植樹とは思いもよらぬことでありましたが、いきなり中国の勝手口からの訪問の様な感じがし、現地高校生との交流会等楽しい時間を過ごせ感謝しております。印象に残った光景、旗の表現力、赤い旗を先頭に整列して植樹地に高校生登場、達拉特旗、ジュンガルキのキは旗、石炭満載の大型トラックの列に火力発電所、「和諧社会」の横断幕。最後に自然と対峙しながらの人との交流の貴さを体験した旅に、謝謝。