季節はずれの大雨、2日目植樹断念

中山春夫

 初参加者9名、総勢23名によるゴビ沙漠植樹、北京空港に夕方到着。早夕食をすませ包頭(パオトウ)空港へ。マイクロバスに乗り換え、石炭搬出、輸送の大型トラックのみの対抗車を見つつ達拉特旗の町へ、深夜0時直前にホテルにチェックイン。翌日ゴビ沙漠のとっかかりの一面砂山の山頂へ。観光用ラクダの背に乗り、しばし童心に。昼食後、「税理士の森」を視察、数年前に植樹したポプラの木の成育を確認。立派な林になっている。


  そして愈々植樹開始、数年来植樹してきた場所に新しく300本のポプラの苗木を植える。正に砂のみの土壌、60pの穴を掘り、無事に育てよと祈りを込める。とても地味な事だけれど、初参加して自ら植樹を経験した事でその意義深さを認識した。季節はずれの大雨のため、2日目の植樹が中止された事は残念だが、1日目に植えたポプラの苗木にとっては慈雨となったようだ。


  私の所属する武蔵野支部は、今年創立60周年を迎え記念式典を行った。その一環の記念行事として記念植樹の参加者を募ったところ、3人の賛同を得た。2日目の植樹地東勝に、創立60周年の記念植樹を行い、そこに記念石碑を建てる手配をしたが、大雨のためその場所には植樹できなかった。地元の青年団が後日、植樹してくれるとのこと、数年後にはこの目で見に行こうと思う。その間、今まで以上に大勢の人々に、この運動の大切さを啓蒙していきたいと思う。