自分たちができることを

加藤英二

<ハチドリのひとしずく>(光文社)

森が燃えていました 森の生きものたちは

われ先にと逃げていきました

でもクリキンディという名のハチドリだけは

いったりきたり くちばしで水のしずくを一滴ずつ運んでは

火の上に落としていきます

動物たちがそれを見て

「そんなことをして いったい何になるんだ」といって笑います

クリキンディは こう答えました

「私は 私にできることをしているだけ」

 以上は南米・アンデス地方の先住民族に伝わる短い民話ですが、ご存じでしょうか。

 私はこの本を読み、早速、第3次、第6次以来3度目の植樹訪中団に参加しました。

モア・グリーン・ゴビ活動にご参加を!