2頭の馬

齋藤仁一朗

 第4次、5次の植樹団に参加し、今回は自分が植えた樹がどの様に成長しているかと楽しみに参加しましたが、税理士会では歳が若いとの理由で事務局の役を仰せつかりました。3日目のこと、市のご招待で歓迎会が開催された際、日本への記念品として「2頭の馬」がそびえ立つ立派なブロンズ像を頂きました。終宴後、私の悪い予感は見事に的中し、像はごく当然のように私の元へ運ばれ、その晩から私は「2頭の馬」と一緒に旅をすることになったのです。約6sの馬の像は旅行中片時も私の元を離れず、全身の筋肉痛とともにこの「重いで」は一生忘れません。