ボランティアで植樹訪中団に参加して
 
栗原 正雄


 参加のきっかけは、読売新聞に掲載された東京税理士会主催で行なわれた経済講演会を聴講したときに、スライドにより中国内モンゴルでの植樹活動が紹介され、その時是非参加したいと思いました。
 早速、NPO法人「モア・グリーン・ゴビ税理士の森基金」の会員にさせていただき、第7次植樹訪中団の一員として参加しました。
2日目の午前11時にバスで目的の植樹場所に移動、丁度午前12時にトルーマさんの家に着いた。やぎの肉料理、やぎの粉チーズ、やぎの乳、棒状に揚げたパンをご馳走になった後、予め用意されていたスコップが各自に手渡され、20分歩くと植樹場所についた。
 その場所は植樹しやすいように雑草をきれいに刈り取ってあった。いよいよこの大地で植樹できると思うと興奮した。苗木はポプラ、穴は直径30p、深さはスコップのトッテが隠れるくらいまで掘るのであるが、深さ30p程度は比較的楽に掘れるが、下の方は土が固まっているため、かなりの重労働であった。ポプラを植えた後、土を半分程度もどし、水をたっぷり注ぎ、ちゃんと根付いて大きくなれよ、とおもわず声をかけてしまった。
 地元の高校生達はニコニコと笑いながら私たちの植樹を手伝ってくれたので、約250本植えることが出来た。午後4時ごろ東勝に移動、午後7時前後にホテルに到着、すぐ地元青年会主催の歓迎レセプションに出席、踊り、歌が披露された。心配していた白酒の乾杯は小さいグラス1杯で済んだ。
 翌朝、トラブルで到着が少し遅れたせいか、地元の人はすでに作業を始めていた。ここでの植樹は予め山の傾斜に穴が掘ってあり、その傾斜面は土嚢で囲い、雨が降っても傾斜面から雨水が穴にたまる様工夫されていた。2日目の苗木は松であった。穴は長方形で深さ20pであるが、私たちはその中央に更に20pの円形を掘るわけですが、土は岩盤のように硬く大変だった。また、地元の人達は世間話をしながら一生懸命働いていたのがとても印象的でした。
 最後に地元の人達に日本からのお土産を贈呈し、記念撮影をして中国での植樹活動を終えた。また、私達の植樹訪中団を記念して作っていただいたボランティア植樹地点の石碑を見て感動した。しかも植樹訪中団全員の個人名もその裏面に書かれていた。
 初めて植樹訪中団に参加させていただき、いろいろ経験したことは一生の思い出になると思います。また、親切にしていただいた団員の皆様に感謝します。ありがとうございました。