訪 中 2 日 目
 
福田 武弘


 2日目、砂漠観光を午前中に終え、植樹に向かいました。
 スコップの先から持ち手(柄?)の付け根までを目安に穴を掘るように指導を受けました。結構な深さです。日本でもその深さまで掘った記憶はありません。実際に掘ってみると、なるほどその程度の深さまで掘ると砂が水を含んだような湿り気のある状態となります。@ポプラがこの移植に耐え、しっかりと根付くため、A砂漠の片隅で穴掘りする労力を無駄にしないため、そして、B地域の人たちが喜び、地域の自然環境が豊かになるため、(「ため」はもっとあります。)その深さに納得し、穴掘り(植樹)を続けました。
 この植樹場所にくるまでに立派に根付き、育ったポプラを見てきました。10何年先?に同じような状態になり、日陰を作っていること、ポプラの周辺に下草等がしっかりと生えていることを強く期待いたします。
 2日目には特筆すべきことがあります。トルーマさん(植樹管理地の管理者)宅でご馳走になったモンゴル料理です。ヤギ肉(羊肉?)とジャガイモの煮物で、岩塩で味付けしたものだそうですが、その独特の臭い(獣臭)が嫌いで、北海道に行った時でさえ、ジンギスカンは避けていました。ところが、まったく臭いを感じません。しかも、脂のおいしいこと。素直なジャガイモのおいしさと相俟ってこの旅行の最高の料理となりました。北京ダックを上回りました。何故、臭わないのか。死後硬直前に加熱など調理することが有効なのか。飼料によるものかわかりません。いずれ、解明しようと考えてます。
 こうした機会を与えてくださいました方々に感謝し、今回植樹したポプラ・松が、これまでの訪中植樹団の成果に追いつくこと、この取り組みが今後も継続していくことを心より期待申し上げます。