第9次植樹団に参加して
コーディネーター/太田 誠一

 モア・グリーン・ゴビ税理士の森基金が植樹団の派遣を始めて10年になります。今回は第9次ですが、途中SARSで1年空白があるので派遣年数との違いがあります。そして不祥私は、幸いにも総ての植樹団に参加する幸運に恵まれました。
  その時々に参加された方々のことを思い起こすのは楽しい事ですし、同時に当時の沙漠の姿を思い起こすことでもあります。今年は全く新しい沙漠地での植樹となりましたが、それは7〜8年前、今までの植樹地が沙漠そのものだった頃に戻ったような錯覚を持ったものです。そうです、初めてクブチ沙漠に行った時は、今年植樹した所と同じような、いやもっと砂・砂・すなの所でした。
  それから数年の間に、今年お昼前に見に行ったような状況になったのです。大きなものは直径10aを越えるような木もあり、昨年植樹団に参加した東京税理士会前会長の平山さんは、この木陰に腰を下ろして、『自分の植えた木の木陰で休めるなんて、限りない幸せだ』と言われたのが印象的でしたが、それほど繁ってきています。それに何よりも雑草が繁り、あれだけ繁れば砂移動など出来ないので、それ自体が沙漠化防止に繋がっているといえます。
  新しい植樹地は、青年団が植えている800fの植樹地に繋がっています。今年、私はいささか体調を崩し、皆さんに大変ご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げながらも、何年か後、ここにも櫓を立てて眺めたら、両方とも一望に見渡せるような樹海となっていることを願っています。それまで何としても生き抜いて、皆さんと展望台に立つことを誓い合いたいと存じます。植樹団の皆さん本当にご苦労様でした。