奈曼旗でこれから30年

山本 惠子

 新しい植樹地「奈曼旗」そこは砂地であった。バスを降りてかなり奥のため歩いてその場所に着いた。赤と緑と黄の大きな歓迎のア―チが作られ私達を迎えてくれた。小高い丘の上より待っていると、行進してくる中高生の若い人たち80名ほど。調印式が波多野理事長と奈曼旗旗長との間で執り行われた。
 さあ、いよいよ植樹だ。あらかじめ掘られた穴に松の苗を植えていく。中高生の人たちと協同作業で一本ずつシャベルを使って植えていく。瞬く間に用意された松は間隔よく植樹が進んでいく。この後「砂棘(さじ)」というトゲのある細い枝を間隔よく、中高生の協力のもと、こちらもどんどん植樹が進み、言葉が通じないが「水」「オッケー」と笑顔で作業がはかどった。
 中高生へのプレゼント交換では、団員がそれぞれ用意したものを手渡していく。みな喜んでくれて良かった。ちなみに私は、東京スカイツリーの絵ハガキ。後方にいた人たちに行き渡ったか心配したが、笑顔で「再来」。
 モア・グリーン・ゴビ税理士の森基金の活動が、砂漠化を防ぎ、緑化に少しでも貢献でき、中国との関係も良好に進んでいくものと期待するところである。