第14次植樹訪中団を振り返って

岡田祐樹

 モア・グリーン・ゴビ税理士の森基金の植樹活動に今回初めて参加致しました。当初は、パオに泊まって馬に乗って移動なのかななどと思っていましたが、宿泊は意外にも近代的で綺麗なホテル、移動はバス。料理はどれも美味しく、当初の想像とはかけ離れた快適な旅でした。行程2日目に植樹活動をしましたが、まず現地に着いて驚いたのは、昨年の第13次植樹団の方々が植えられた松の木が1本も残っていないという現実でした。地表は乾燥しきった砂で覆われ、履いていた靴があっという間に砂色に染まりました。乾いた砂地に等間隔に穴を掘ると微かに湿った土が出てきます。その穴へ松の苗木を植えるとお手伝いに来てくれていた現地の学生が少し離れた所からバケツに水を持ってきてかけてくれます。来年には少しでも大きくなっていて欲しいと思いながら1本1本植えてきました。植樹後の地元青年団の方々との意見交換会では、税だけでなく中小企業の支援制度や学校教育など幅広い議題でした。個人的には、日本では見られない光景の写真を撮れたのも思い出の1つです。