以前から行って見たいと思っていた中国への旅、この程第八次植樹訪中団の一員として参加し大変素晴らしい体験をさせて頂きました。平成十七年九月十六日、成田空港で同行する皆さんと挨拶を交わしていよいよ出発。北京、包頭と空路で移動し、包頭からバスで砂漠の町ダラトキへ。闇の中を走るバスからの光景は、北京とはまったく違う空気が流れていて砂漠に入った事を実感する。夜半にダラトキ一番のホテルに到着。質素だけどちゃんとお湯が出るシャワーと水洗トイレにホッとして眠る。翌日ダラトキは快晴。観光地になっている砂漠に行き、長い睫につぶらな瞳の美人(?)のラクダに乗せてもらう。風も雲もない青空の下、澄んだ空気、どこまでも広がる砂丘、ラクダの上から観るその景色はまるで絵ハガキの様に美しく、こんなに静かで美しい砂漠が人々の暮らしを脅かすなんて信じられない程である。その日はトルーマさんという牧民の家で昼食をご馳走になり、植樹の手伝いをしてくれる地元の上級中学生(日本の高校生)の到着を待って、いよいよ植樹活動開始。 子供達とペアになり砂地に穴を掘ってポプラの木を植えていく。私と組んだジョン君は一見頼りない感じでしたが、スコップさばきは見事なもの。あっと言う間に六十pの穴を掘り、ニッコリ笑いながら色々と英語で話しかけてくる。私も何を聞かれたのか分からないままイエスとかノーとか言い楽しく会話する。作業を終え子供達との交流会。どの子も表情が明るく瞳が輝いている。翌日は東勝区の台地に松を植樹。ここでも子供達や村人達との交流が楽しく、心は一つ地球も一つと思えました。今までに植えた木がしっかりと台地に根を張る姿も感動的でした。一緒に汗を流し、苦労して植えた木が今回も立派に育って欲しいと心から願いました。中国の方との交流も同行した皆様との交流も大変有意義なものでした。又、水や電気、紙等文字通り湯水のごとく使っている私たちの生活をちょっと考えさせられる旅でもありました。
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