沙漠の植樹に感動
団員/久保田紘子

 「モンゴルに行かない?」、妹(内山陽子)からの電話にためらいもなく「行く」と即答したのが5月の半ば。子どもの頃から鏡に映る自分の顔にモンゴル族を感じていたせいか、ずっと行ってみたいと思っていました。ところが、この旅の目的も、行く先が内蒙古自治区であることも知らない私は、戴いた資料を見てびっくり仰天でした。なんと『植樹訪中団』とあるではありませんか。モンゴルの大草原でぼんやり羊を眺め、パオを訪れミルクティーを戴くのでは無く、税理士会の皆さんと沙漠に木を植えるというのですから。しかも行く先であるダラトキ・東勝・包頭!聞いたこともありません。改めて資料をじっくり読み直し、これまで皆さんのなさってきた仕事の大きさに目の覚める思いでした。
  9月15日、空港では、まだ待ち合わせ場所には妹はいないし、同行の方は誰も知らないしと心細いスタートでしたが、なんの、動き出してしまえばたちまち機上の人、ダラトキ着は深夜でしたがなんだかあっという間。
  16・17日の植樹は、元気な少女達とウン10年ぶりのカタコト英語で何とか楽しく作業。とはいえ沙漠に10年以上も木を植え続けるということは、どれほど大きな志を持ち続けてこられたことかと感心致しました。地球の環境を守ると口では言いますが、実際にここまで行動を起こす人は少ない中、その一員に入れて頂き嬉しい限りでした。
  はじめての海外旅行がこんなに楽しかったのは同行の皆さんのおかげです。バスの中で長時間の移動中も笑いが絶えず、疲れた頃はほどよく眠らせてくださりと気遣ってくださった団長・副団長・事務局(山岸 徹さん・中島美和さん)の皆さん、地元のガイドさん、添乗員の村部さんの心遣いにお礼申し上げます。