草原を駆け回る野うさぎ
団員/神津 有花

 植樹活動をする前に、前年まで先輩方が植えてきた木のある森を散歩しました。その森はとても広く立派でした。沙漠から森に入ると、涼しくて心地よかったです。まるで軽井沢にいるようでした。森の周りも、草が繁り、見渡す限りの草原になっていました。木を植えたことにより、その土地が水を蓄えられるようになり、自然に草が生えるのだそうです。
  そのうえ散歩の途中で、野うさぎを見ました。タヌキやモグラや大きな鳥の巣も見付けました。生きて、輝いている土地です。10年前は、そこは何も無い沙漠だったのだそうです。信じられませんでした。
  それでやる気がでた上、作業を現地の高校生と一緒にしたので、植樹活動はとても楽しかったです。現地高校生の流暢な英語と、私のつたない英語で会話しました。本当にいい子達でした。優しくてかわいくて聡明で、なぜか私になついてくれて。
  この旅行で私はとても幸せでした。