体験することの大切さを知って
団員/漆畑 みどり

 以前から東京税理士会でゴビ沙漠へ植樹をするボランティアが行なわれている事は聞いていて、いつか行ってみたいなと思っていたのですが、今回参加を決めたのが出発の半月前ほどで現地の情報を集める暇も無く、日程表を見て「包頭」ってどこ?という様な状態で、沙漠へ植樹をするという知識も具体的なイメージもありませんでした。
  植樹作業の前に「税理士会の森」の管理人、トルーマさんの家を訪問し森の散策をしましたが、元は沙漠の様だったとは思えない木々の成長ぶりにも感激し、樹上のカササギの巣や地中深く掘られたタヌキの巣穴などを見て豊かな森に感動し、植樹するという事はこういう事なのだと実感しました。
  たった2日、数時間の作業で沙漠に大きな変化がある訳ではないと解っていますが、現地の方たちのお世話になり、村の方達や生徒達と、言葉は通じないけれど一緒に植樹をしたことで気持ちが通じたような気がしましたし、実際に体験する事の大切さを改めて感じました。自分の植えた木が根付いてくれることを祈り、数年後また訪れたいと思っています。