花が咲き、蝶が舞う沙漠
副団長/高村 義信

 12年前ダラトキの地は黄砂の吹き荒れる一面の沙漠地帯であったという・・。
  現地に着くと、「昼まで時間があるから、植樹地を見に行きましょう。」とのことで、管理人トルーマ氏の家の裏へと進んだ。裏では昼食のメインディッシュになる子羊を絞めていた、最高のもてなしである。
  裏手に広がるのはポプラの林と草原である、カメラを片手に風景を収めるのに夢中になっていると黄色の蝶が何匹も飛んでいるではないか。見渡すと紫やら黄色、白色の花が
 
沙漠に力強く咲く花
ところどころに咲いている。歩いていると蛙やらトカゲが僕らを出迎えるかのように顔を出した。
  当初トルーマ氏は成功するかどうか不安であったという、人生の賭けである。5年ほど前からは砂嵐が吹くと、植樹地で弱くなるそうである、植樹は大成功!
  地球温暖化防止、緑化策に国境を越えて一役買ったことに大満足した旅行であった。