植樹団員の夢が叶って
団員/栗山 輝夫

 一度は行ってみたいとの気持ちはありましたが、今回先輩の強い勧めに植樹訪中団の一員になれました。一面の沙漠と思いきや、植樹の成果が現れたであろう少しの緑に胸を撫で下ろしました。
  初日の植樹活動は、現地の女子高校生となんの隔たりもなく(もっとも言葉はダメでしたが)直ぐに溶け込んで、楽しく行うことができました。数時間の出会いでしたが、娘のような気持ちになって別れたことが印象的でした。
  2日目は、道無き道をバスに揺られ現地へ到着。そして一山越えた所が植樹場所、男子高校生との植樹活動。ただただ黙々と樹を植え続け完了。気持ちのやさしい青年でした。植樹には国境が無い2日間でした。
  20数年前、北京空港(旧)から市内へ通じる道路の両側には樹影は濃く(もちろん高速道路も無)市内に入っても同様で落ち着きのある街。今回の訪中での北京市は黄色に染まり経済発展の無情を思い知らされました。植樹は続けられることを念。