植樹が広がる、植樹で広がる心の絆

 

東北植樹 第五次被災地植樹団

復興の兆しを感じる中での植樹活動

 

 本年も10月2・3日に第5次東北植樹団を派遣し、幸い天候に恵まれ実りある活動を行うことができた。
 5回となった女川町では、女川駅前商業エリア景観推進協定運営委員会より「まちなか景観賞 景観まちづくり活動部門」という、町づくりに貢献したとして感謝状を頂いた。
 本基金のささやかな活動が、女川町復興に微力であるが役立つことができ、町の人々に受け入れられていると実感でき、今後の活動の励みになった。
 今年の植樹は、昨年同様、駅前の2商店に「花海棠」を植樹し、これから開店する店舗前用に仮植樹地には18本を植えた。
 基金の参加者は、東京・大宮からの新幹線で参加の41名と、現地に東京から車で駆けつけてくれた会員、そして函館から参加してくれた会員の総勢43名で、参加者が多く、樹木の周りでの口頭指導が賑やかな楽しい植樹風景となった。
 二日目は、福島県相馬市磯部地区に27年11月に設立された磯部加工組合の敷地内で「車輪梅」40本を植樹した。今後の木の育成管理は組合でしてもらえる。
 ここは相馬双葉地区の漁業が震災で施設、設備が破壊的な被害を受けた上に、東電福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の影響を受け、水揚げされた魚介類の安全性が確認されている今でも風評被害などで大変な打撃のある地域である。
 この加工組合は、相馬双葉漁協と仲買業者及び水産加工業者が地域を挙げた新しい水産加工流通システムを構築し、震災以前の姿を取り戻すだけでなく、未来に向けての発展を目指して設立された。
 本基金として初めてのこの場所は、東北税理士会相馬支部の税理士に紹介されて、植樹には4名の相馬支部会員の参加もいただき、本基金では新たな交流がまたひとつ生まれた。
 第5次植樹は、女川町の駅前の風景とかさ上げされた土地とその上に建ち始めた家々、相馬市の磯部加工組合の取り組みなどを見聞して、復興の兆しが感じられるとともに、これからも本基金のできる支援を継続したいと参加者一同、改に思いを深めた2日間となった。
(団長 石田 通野)

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