夢に向かって輝く瞳
熊切 悦子

 砂漠というと「月の砂漠」のイメージしか浮かばない、そんな私ですから、ポプラや松がどの様に根付くのかと、とても興味がありました。
  現地に行ってみると、砂漠というより荒地という感じでした。これは今まで10年間の努力の結果で、きちんとポプラも松も大地に根をおろしていました。「継続は力なり」これからも、植林を続けることが、緑を育み、日本、中国そして地球を守るのだなと思いました。
  今回私が一番印象に残ったことは、現地でお手伝いをしてくれた学生さんの目の輝きでした。その目は希望や夢、未来に向かって、光っていました。遠い昔に失くした「何か」を思い出させてもらいました。
  一緒に緑を増やそうと約束して別れましたが、いつの日にか、またあの学生達とゆっくり話しがしたいと願っています。