第12次植樹訪中団奮闘記

倉又 光雄

 NPO法人モア・グリーン・ゴビ税理士の森基金の執行部役員、職員5名及びコーディネーターとのベテラン勢を主体とし、加えて支部創立60周年を記念とした上野税理士会員及び他支部税理士、一般参加者を加え総勢17名の編成で第12次植樹訪中団が7月16日から21日まで、ダラトキ地区と東勝台地で5泊6日の植樹活動を行ってきた。
  緯度からすれば北海道と同じなのに、なぜか37度という高温に悩まされ、ポプラ300本、松400本の植樹活動であった。
  まず、7年ぶりに見た植樹地の変貌ぶりにビックリした。
  まさに税理士の森にふさわしく、一面が緑の大地となり、隼が巣を作り、セキレイに似た小鳥が飛び交い、トンボが飛び、ここが沙漠であったのかと目を疑うほど緑地と化していた。「継続は力なり」の言葉を実証してくれていることを思うとき、過去の多くの参加者の方々の努力に対して改めて感謝を申し上げたい。
  また、現地のボランティアの高等中学校の生徒諸君と農家の人たちも、自国の土地に日本からの植樹団が来て、植樹をしてくれていることへの感謝の気持ちが伝わり、一生懸命植樹活動をしてくれている姿を見るにつけ、両国の友好のためにもお互いに協力して植樹活動を続けていくべきだとの確信を改めて念じいったところである。
  この植樹活動に対して「なぜ中国で?」との疑問を持つ人がいると聞く。ゴビ沙漠から毎年4月頃に偏西風に乗って朝鮮半島を渡り日本列島に襲いかかる黄砂を少しでも食い止める努力も必要であろう。中国国民も法律で各人が植林をしなければならないこととなったと聞く。私たちの運動が少なからず、中国政府にも影響を与えている事を思うとき、ここで手をゆるめてはいけない。「継続は力なり」を今回の植樹活動を通じて改めて実践していくことの大切さを確認した次第である。
  スケジュールの詳細については他の団員にお任せし、筆を止めさせていただきますが、団員の皆さん本当にご苦労さまでした。そしてお疲れ様でした。また、私をサポートしていただいたことに心から感謝申し上げたいと存じます。